『第2回 ウェアラブルEXPO』レポート 「作業を効率化してより良いモノづくりやサービスに貢献したい」ブラザー工業株式会社

2016/01/25
ブース全景画像

各社から出展されていたメガネ型ウェアラブル端末(スマートグラス)が出展される中、ブラザー工業株式会社はヘッドマウントディスプレイ型を出展されていました。一見、時代に逆行? という印象もあったのですが、同社のE&I事業推進部 イノベーション企画グループ 一色 学さんに伺うと、そこには二世代目ならではの理由がありました。

「昨年に続き2回目の出展です。去年はヘッドマウントディスプレイ『AiRScouter WD-200A』の体験を中心に展示しましたが、今年はソリューションを中心に展示を行いました。お客さまからも、具体的な活用法のご質問が多くなっており変化を感じています」

「『WD-200A』は当社が発売したヘッドマウントディスプレイの二世代目に当たります。初代の『WD-100』はメガネ型でしたが、メガネをかけていると使えないというというお客さまからの声も多かったため、より自由度を取ることができるヘッドマウントディスプレイ型に形状を変えました」

「この形状変更により、メガネとの併用はもちろんのこと、ディスプレイ部分を自由に動かせるため、業務上必要なときだけ見るという使われ方の場合、視界が広く取れるようになるというメリットも出てきました。また、フルミラー型とハーフミラー型を選べますので、用途にあわせて最適な方を選べるのもメリットだと思います」

ヘッドマウントディスプレーと言えば、東芝のAiRScouterの画像

お話を伺った、一色 学さん

「ハーフミラー型は今回のソリューション事例でも紹介させていただきましたが、映画館でバリアフリー用として字幕を表示する用途のように、実映像と重ねあわせて見る場合に向いています。フルミラー型は作業マニュアルを見るなど、映し出された映像をしっかり見る必要がある場合に向いています。パナソニックさんでは実際に製造ラインの組立作業支援用としてフルミラー型を導入いただきご活用いただいています(製品ウェブサイトにて事例紹介の動画をご覧いただけます)」

「今回、いくつかのソリューションを紹介していますが、少し変わった提案として、ドローンの操縦支援というものがあります。これまでドローンを操縦して撮影などを行う場合、ドローンの操縦者とは別の人がドローンからの映像を見ていましたが、操縦者は直接映像を見ることが難しかったため、適切な映像を撮るのに困難を伴いました。しかしAiRScouterを使うことで、操縦者もドローンからの映像を確認しながら操縦ができるようになり、映像撮影が容易になります。また、ドローンにサーモグラフィカメラを搭載すれば機器の検査などにも使えるようになります」

装着したイメージ画像

「今回、コンセプトモデルとして、屋外でも使えるタフコンセプトモデルを出展させて頂きましたが、当社ではBtoB市場において、さまざまな作業を効率化し、少しでもよいモノづくりやサービスのご提供に貢献するために開発を進めていきたいと考えています」

すでにウェアラブルディスプレイを市場投入し、実践の場で使われているだけあって、あえてヘッドマウントディスプレイ型を選んだ同社のお話には説得力がありました。スマートグラス/ウェアラブルディスプレイも、用途や目的によってさまざまな進化を遂げていくことを強く感じました。


ブラザー工業株式会社
ウェブサイトURL:http://www.brother.co.jp/
製品ウェブサイトURL:http://www.brother.co.jp/special/hmd/airscouter/index.htm


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