【Japan Drone 2016レポート】「ドローン活用のためのさまざまなソリューションを」株式会社構造計画研究所

  • 2016/4/5
  • 【Japan Drone 2016レポート】「ドローン活用のためのさまざまなソリューションを」株式会社構造計画研究所 はコメントを受け付けていません。
2016/04/05

2016年3月24日(木)~26日(土)に、幕張メッセで開催された『Japan Drone 2016』の、最新のドローンやソリューションをジョーシス編集部がレポートします!

構造計画研究所のブース

1956年に、元祖大学発ベンチャーとして発足した、株式会社構造計画研究所。その名の通り、建築物の構造計算を行う事業からスタートし、1960年代には日本で初めてコンピュータを構造計算に活用した会社です。今では、情報・通信システム、製造業向けシステム、エキスパートシステムなどに範囲を広げ、常に先進的な取り組みをしています。

今回は、得意とする通信技術、画像処理技術を活かして、ドローン活用のための3つのソリューションを中心に出展していました。事業開発部 空間通信デザイン室の西浦升人さんに、それぞれの展示の詳細について聞きました。

この記事の目次

ドローンが連携プレーするための通信システム

株式会社構造計画研究所 社会デザイン・マーケティング部 コンサルティング室 小松明子さん(左)、事業開発部 空間通信デザイン室 西浦升人さん

「まず展示の1つ目は、『ドローンdeリレー』です。複数のドローンが、飛行中にお互い通信しあうための技術です。現在は単独で飛ぶのが普通のドローンですが、将来的に自律飛行・自動飛行が一般的になると、複数ドローンが連携して飛行するというシーンも出てくると思います。そこで、飛行中のドローンが連携したり、電波の届きにくいところでも別のドローンを通して中継できるような仕組みが必要と考え、この技術を開発しました。」

「この技術ではドローンにお互いを自動追尾するアンテナを搭載します。すると、例えば、4機のドローンが編隊を組んで飛行するときには、お互いの位置情報などを交換して、安全に飛ぶことができます。また、建物の中や、橋の下など電波が届きにくいところ、遠いところなどでは、中継ができるようになり、自律飛行を支援したり、点検などの時に正確に飛行させることも可能になります。」

ドローンdeリレーの展示

過去の画像と比較して、経年劣化を自動で判定

「2つ目は、当社の画像処理技術を使った社会インフラなどの点検支援を想定した技術です。この技術では、ドローンに搭載したカメラを使って撮影した映像から、自らが飛行した位置を自動推定し、センサや画像データを3次元空間で管理できます。また、3Dマッピングも可能で、撮影した画像を以前に撮影したものと比較し、劣化を見つけ出すことができます。いずれも当社の画像処理技術を応用したもので、インフラの点検効率を大幅にアップできると考えています。」

GPSのシミュレーションで、より正確な飛行を支援

3つ目は、GPS(全地球測位システム)のシミュレーションシステムです。今後、ドローンの自動飛行が可能になってくると、必要なのがGPSです。しかし、現在のGPSは特に都市部などの高い建物が密集する場所では、うまく位置が特定できないことがあります。これは、高い建物などにGPSの電波が反射したりして、誤差が生じるからです。そこで、実際に使われる場所について、衛星の位置や周りの建物の高さなどを考慮して、シミュレーションするのが『GPS-Studio』・『SDR-SAT』です。『GPS-Studio』は、日時や場所を指定することで、衛星の位置や周囲の建物の高さなどを勘案し、実際ドローンのGPS受信機がどのようなGPS信号を受信するかを数値シミュレーションします。『SDR-SAT』では、GPS-Studioの結果を使い、模擬信を号生成することができます。このシミュレーションをもとに、GPSナビが難しい場所を特定する他、GPS信号を補正することで、条件の悪い場所でもGPSナビの精度をあげることが可能です。」

「このように、当社ではこれまで蓄積した技術を活かして、お客様の安全で正確なドローン活用に役立つソリューションを提供していきます。」

バックナンバー

編集部おすすめデジタル機器全般

『Japan Drone 2016』最新のドローンが幕張メッセに大集結しました!

『Japan Drone 2016』最新のドローンが幕張メッセに大集結しました!
Japan Drone 2016が2016年3月24日(木)~26日(土)、幕張メッセで開催されました。最新のドローンやソリューションが一堂に会したこのイベントを、ジョーシスが取材しました!
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「安全なドローン運用のための地図作りを」株式会社ゼンリン

【Japan Drone 2016レポート】「安全なドローン運用のための地図作りを」株式会社ゼンリン
改正航空法の施行で飛行禁止区域が設定されたこともあり、安全なドローン飛行には正確な地図が欠かせません。ゼンリンは地図情報のプロとして新たなソリューションを提案しています。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「ドローンの世界でも安全・安心・快適・便利を追い求めます」セコム株式会社

【Japan Drone 2016レポート】「ドローンの世界でも安全・安心・快適・便利を追い求めます」セコム株式会社
「“ALL SECOM”で安心・安全・快適・便利な社会の実現」を目指すセコムらしい警備システムや不正使用されたドローン検知システムなどの取り組みについてお話を伺いました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「スクールを通して安全なドローン利用のために貢献したい」五光物流株式会社

【Japan Drone 2016レポート】「スクールを通して安全なドローン利用のために貢献したい」五光物流株式会社
五光物流では、将来の物流業へのドローン活用を見据えて、つくばにドローン操縦者を育成する、ドローンスクールを2016年4月1日に開校します! 詳しくお話しを伺いました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「来る自動飛行時代に欠かせない航路シミュレーションを」株式会社フォーラムエイト

【Japan Drone 2016レポート】「来る自動飛行時代に欠かせない航路シミュレーションを」株式会社フォーラムエイト
建設関係のパッケージソフトハウスとしてはトップシェアを誇るフォーラムエイトは、もう1つの柱である3DリアルタイムVRソフトを進化させたドローン向けソリューションを展示。ドローンの業務活用支援の1つの形を見ることができました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「長時間の飛行ならお任せください!」田中電気株式会社

【Japan Drone 2016レポート】「長時間の飛行ならお任せください!」田中電気株式会社
無線操縦のドローン展示が多い中、田中電気のブースでは有線タイプのドローンが出展されていました。一見、制限が多そうな有線型ですが、無線型にはないメリットがあるといいます。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「ドローンに載せる物ならなんでもお任せください」株式会社ジェピコ

【Japan Drone 2016レポート】「ドローンに載せる物ならなんでもお任せください」株式会社ジェピコ
フライトコントローラ、パラシュート、ドローン検知器、各種カメラ、3D LiDER などなど、ドローン周辺機器を幅広く取り扱うジェピコ。事業を開始して2年でこれだけの製品を揃えた背景には、電子部品商社ならではの強みがありました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「日々の保守点検に使えるドローンを目指して」NTT東日本

【Japan Drone 2016レポート】「日々の保守点検に使えるドローンを目指して」NTT東日本
東日本大震災の復旧工事を通して、ドローンの有用性を認識したNTT東日本は、5年間かけて、災害復旧から日常の保守点検業務へのドローン運用の体系化を進めてきました。NTT東日本のドローンへの取り組みについて、これまで、今、そして未来についてお話を伺いました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「ラジコンで培った技術とノウハウをドローンに活かします」双葉電子工業株式会社

【Japan Drone 2016レポート】「ラジコンで培った技術とノウハウをドローンに活かします」双葉電子工業株式会社
双葉電子工業といえば、ラジコンをイメージされる方も少なくないでしょう。その双葉電子工業がラジコンで培った技術を持ってドローンの世界に参入。そして安全啓蒙を進める立場としてドローンスクールを開校します。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「目的に合わせて最適な機体を提案します」静岡理工科大学

【Japan Drone 2016レポート】「目的に合わせて最適な機体を提案します」静岡理工科大学
ドローンというと4~6つのプロペラがついたマルチコプターを連想しがちですが、マルチコプターも使い方によっては向き不向きがあるそうです。「使い方に合わせて、機体の形状を選ぶべき」という静岡理工科大学の田村先生にお話を伺いました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「ドローン活用のためのさまざまなソリューションを」株式会社構造計画研究所

【Japan Drone 2016レポート】「ドローン活用のためのさまざまなソリューションを」株式会社構造計画研究所
今年創業60年を迎える構造計画研究所は、これまで培ってきた通信や画像処理技術を使って、さまざまなドローン活用のためのソリューションを提供しています。いずれも基礎技術的なもので派手さはありませんが、いずれもビジネスにおけるドローン活用で役に立つ技術を3つ紹介していました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】「BtoBドローンマーケットへ本格的に参入していきます」DJI JAPAN株式会社

【Japan Drone 2016レポート】「BtoBドローンマーケットへ本格的に参入していきます」DJI JAPAN株式会社
ドローン機体ではシェアトップを占めるDJI。実はDJIがこれまで手がけてきたドローンは“ドローン”ではなかったそうです。そのDJIが“ドローン”を市場に投入するということでお話を伺ってきました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】春原久徳 セキュアドローン協議会会長インタビュー(前編)「ドローンが日本の農業を変えていく」

【Japan Drone 2016レポート】春原久徳 セキュアドローン協議会会長インタビュー(前編)「ドローンが日本の農業を変えていく」
2016年は「ビジネスドローン元年」といわれています。そこで、ビジネスにおけるドローン活用の展望について、ドローンの商用利用コンサルティングを手掛け、IT企業の立場からドローン活用を研究するセキュアドローン協議会を立ち上げた、ドローン・ジャパン株式会社代表の春原久徳氏に話を聞きました。
編集部おすすめデジタル機器全般

【Japan Drone 2016レポート】春原久徳 セキュアドローン協議会会長インタビュー(後編)「ドローン開発を活発にする環境づくりを」

【Japan Drone 2016レポート】春原久徳 セキュアドローン協議会会長インタビュー(後編)「ドローン開発を活発にする環境づくりを」
ドローン・ジャパンでは、ビズネスドローンの発展に欠かせない、航行制御のプログラム開発力を高めるため、ドローンソフトウェアのエンジニア育成プロジェクトを開始しました。前編に続き、セキュアドローン協議会会長と、ドローン・ジャパン株式会社の会長を務める春原久徳氏にお話を伺いました。

関連記事

新着記事

  1. 2018/05/25 リリースから早5年。Office365を利用するユーザー企業からも、成功…
  2. 2018/05/23 時代のクラウド移行の流れもあり、Office365を導入する企業が増えて…

おすすめ記事

  1. クラウド選びに悩む、そんなとき 今やたくさんのサービスが存在するパブリッククラウド。いろいろ検…
  2. 2019年を境に、IT業界は深刻な人手不足に突入します もう、20年も前のこと。「2000年問…

登録されているプレスリリースはございません。

ページ上部へ戻る