アクロニス、ランサムウェア保護やファイル改ざん検証機能を搭載したバックアップソフト新版

2017/06/29

アクロニス・ジャパンは、企業向けバックアップソフト「Acronis Backup 12.5」を発売したと発表した。オラクルのデータベースソフト「Oracle Database」に対応したほか、ランサムウェアの検知・復旧やファイル改ざん防止など機能を強化した。

「Acronis Backup 12.5」の概要

「Acronis Backup 12.5」の概要

新製品は「Acronis Backup」と「Acronis Backup Advanced」の既存ソフトを統合した新バージョンになる。Windows ServerやLinuxなどの物理サーバー用ソフト、Azure VM、Amazon EC2などのクラウド、VMwareなどの仮想環境といったソフト、プラットフォームに既存製品と同様に対応するほか、今回、新たにオラクルのデータベースソフト「Oracle Database」にも対応。21のソフト、プラットフォームをサポートする。また、バックアップ先はローカルディスク、NAS、SAN、磁気テープなどを選ぶことができる。

目玉となるのは、ランサムウェアを検知・復旧機能「Acronis Active Protection」とバックアップファイルの改ざん証明機能「Acronis Notary」。Acronis Active Protectionは未知のタイプを含むランサムウェアを検知すると遮断を行い、仮に感染してしまった場合でもアクロニスが運営するクラウドのストレージに保存しておいたバックアップデータを使って自動で復旧する。

「Acronis Active Protection」の仕組み

「Acronis Active Protection」の仕組み

一方、Acronis Notaryはビットコインで利用されているブロックチェーン技術を利用してファイルが改ざんされていないことを証明する。具体的にはブロックチェーン技術を使ったプラットフォーム「Ethereum(イーサリアム)」を利用し、指定したファイルのハッシュ値を生成しておき、比べ合わせることでデータがオリジナルであることを証明する。

「Acronis Notary」の仕組み

「Acronis Notary」の仕組み

「リアルタイムでセキュリティも確保しながらデータをバックアップするという高いレベルを担保したデータバックアップのニーズに対し、今回の製品でフォローすることができた」と、発表会で大岩憲三社長は新製品について胸を張った。

大岩憲三社長

大岩憲三社長

新製品は磁気テープやAcronis Notaryなどの機能を省いたStandard版とフル機能のAdvanced版を用意。ライセンスのサブスクリプション(利用期間に応じて料金を支払う方式)と買い切りで提供する。価格はStandard版のWindows Server、Linux対応のServer版サブスクリプション(1年)で5万49000円(税抜)から。Advanced版は、Windows Server、Linux対応のServer版サブスクリプション(1年)で9万500円(同)から。

関連記事

ピックアップ記事

  1. 経済の新たな原動力として注目されるAPI。業務システムとしてクラウド(SaaS)を利用することが一般…
  2. 不朽の名作と名高いRPGの開発をはじめ、数々の有名IPのソーシャルゲーム開発を手がけてきたオルトプラ…
  3. PCNW(PC・ネットワークの管理・活用を考える会)が、東京会場における今期最初の勉強会「第一回クラ…
  4. 政府は11月をテレワーク月間と定め、時間と場所を選ばない働き方を推進しています。中には完全リモートワ…
  5. 自動化もデータ連携も、求められれば“いろんなことができる”Excelと Access。万能系の呼び声…
  1. 使える! 情シス三段用語辞典75「インターネットブレイクアウト(ローカルブレイクアウト)」

  2. 法人組織におけるセキュリティ実態調査【2018年版】

  3. 生産性向上の切り札なのか!? RPA導入のポイント

  4. 【セキュリティ基礎知識】気をつけよう!企業向けフィッシング詐欺

  5. 迫るアップデート終了、備えは大丈夫か!? Java有償化問題

  6. 【セキュリティ基礎知識】気をつけよう!ビジネスメール詐欺

  7. 【情シスの赤本】メール誤送信と取るべき対策

  8. APIでつながる、新しいクラウドサービス(SaaS)の形

  9. 【情シス基礎知識】Win10導入、覚えておくべき10の掟

  10. 【情シス基礎知識】知らなかったじゃ済まない「NIST SP800-171」とは?

関連サイト

情シス採用 人材紹介サービス

情シスの戦略・企画人材育成

情シス向け業務支援ツール

おすすめ記事

  1. 最近では、働き方改革の旗振りのもと、多くの企業が在宅勤務やサテライトオフィスを導入するようになり、リ…
  2. 2000年にリリースされたWindows 2000 Server で初めて登場したActive Di…
  3. ついにスタートした「GDPR」。世界から注目を集めるEUの個人データ保護規制です。EUに所在する人の…
  4. 業務にもようやく慣れてきた。そうなると気になるのが業務の効率化。作業をもっと素早く、ラクにできないも…
  5. 「IOT(コネクテッド・インダストリーズ)税制」の受付が今年6月よりスタートしました。コネクテッド・…
  6. だいぶ普及した感のある公衆無線LAN。外国人観光者はもとより、パケット代に敏感な中高生だけでなく、ビ…
ページ上部へ戻る