ソニックウォール、販売代理店にセキュリティ学習プログラム提供 日本市場を攻略へ

  • 2017/5/15
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2017/05/15

ソニックウォール・ジャパン(現在の法人名はクエスト・ソフトウェア)は、記者説明会を開催した。同社はSMB(中小企業)を主なターゲットとし、法人向けにUTM(統合脅威管理)機器販売で強みを持つ。会見では日本での販売強化に向けたパートナー戦略などを発表した。

(左から)スコット・マクレディ・米ソニックウォール日本・アジアパシフィック地域担当VP、藤岡健・ソニックウォール・ジャパン代表、ビル・コナー・米ソニックウォール社長兼CEO(最高経営責任者)

(左から)スコット・マクレディ・米ソニックウォール日本・アジアパシフィック地域担当VP、藤岡健・ソニックウォール・ジャパン代表、ビル・コナー・米ソニックウォール社長兼CEO(最高経営責任者)

説明会ではビル・コナー・米ソニックウォール社長兼CEO(最高経営責任者)、スコット・マクレディ・米ソニックウォール日本・アジアパシフィック地域担当VP、藤岡健・ソニックウォール・ジャパン代表が登壇。現状報告とサービスの説明、今後の展望について語った。

ソニックウォールは、UTM(統合脅威管理)機器販売を手がける。SMB(中小企業)市場に強く、米国では2016年11月11日付でデル・ソフトウェアから独立した。ソニックウォールの日本法人も現在、クエスト・ソフトウェア(元デル・ソフトウェア日本法人)の事業部門の1つだが、2017年6月1日にUTM機器部門の日本法人「ソニックウォール・ジャパン」をとして設立する。

同社のセキュリティ対策のプラットフォーム(基盤)は、電子メールやサーバなど、さまざまな形で経由されるデータファイルに対し、社内開発したディープラーニング(深層学習)のアルゴリズムでマルウエアを検出する仕組みで構成。ディープラーニングは3つのクラウドベースのサンドボックス(分析のために構築された、攻撃されても問題のない仮想環境)で行う。現在、4つ目を開発中という。また、新しい不正防止のアーキテクチャも開発中で、2017年の終わりに提供する予定。

ソニックウォールのブリーチ(情報セキュリティ侵害)検知システムと防止対策技術

ソニックウォールのブリーチ(情報セキュリティ侵害)検知システムと防止対策技術

ビル・コナー社長兼CEOは、2016年にソニックウォールが6億3800万件ものランサムウェアを検知したことに触れ、「お客様のビジネスシーンでセキュリティ上の不具合がないように、ソニックウォールで不安材料をリアルタイムで潰したい」と主張、セキュリティ対策の方針と重要性を強調した。また、今後は「中核のエンタープライズネットワークにも手を広げたい」と述べ、新しい領域への挑戦を示した。

セキュリティ業界とサイバー犯罪者の2016年の動向と2017年のレポートを説明するビル・コナー・米ソニックウォール社長兼CEO

セキュリティ業界とサイバー犯罪者の2016年の動向と2017年のレポートを説明するビル・コナー・米ソニックウォール社長兼CEO

パートナー戦略を含む3プログラムを紹介

また、会見では日本市場での販売拡大に向けた3つのプログラム「SecureFirstパートナープログラム」、「SonicWall University」、「Fearlessキャンペーン」を紹介した。

1つめの「SecureFirstパートナープログラム」は、ソニックウォールの商品を扱う販売代理店向けのプログラム。グローバルでは2016年11月に開始。すでに10000社以上が加盟している。プログラムでは「Registared」「Silver」「Gold」「Platinum」と4つのレベルを設けた。

「Japan SecureFirst Partner Program」の概要

「Japan SecureFirst Partner Program」の概要

日本では5月12日からスタート。日本向けのプログラム「Japan SecureFirst Partner Program」では、専用ポータルへのアクセス権や目標金額の達成による販売奨励金獲得権、機器や試験の特別価格での販売、技術情報の提供などが盛り込まれている。

「SonicWall University」の概要

「SonicWall University」の概要

2つめの「SonicWall University」は、SecureFirstパートナープログラムの延長として設けられたセキュリティの知識を習得できる学習プログラム。セキュリティ対策は地域によって異なるため、言語ごとのローカライゼーションを実施している。パートナーが制作に関与したプログラムも学習可能。プログラムは販売代理店向けだが、販売代理店を通してエンドユーザへの教育に使用することもできる。

スコット・マクレディ・米ソニックウォール日本・アジアパシフィック地域担当VP

スコット・マクレディ・米ソニックウォール日本・アジアパシフィック地域担当VP

スコット・マクレディ・米ソニックウォール日本・アジアパシフィック地域担当VPは、2017年には200万人のセキュリティ専門家の不足が予測されることを踏まえ「今、どのような脅威が起こっているのか学習する必要がある」と述べ、SonicWall Universityを使ったセキュリティ人材育成のトレーニングの必要性を強調した。

3つめの「Fearlessキャンペーン」は、ランサムウェア、暗号化されたマルウエア、メールから発生する脅威という典型的な3つの攻撃の対策資料を提供。リアルタイムでの防衛を実現・促進を目的に開始する。

藤岡健・ソニックウォール・ジャパン代表

藤岡健・ソニックウォール・ジャパン代表

藤岡健・ソニックウォール・ジャパン代表は、こうした施策を踏まえることで、日本での販売パートナーが後「倍くらいには増大すると踏んでいる」と話し、日本市場でのビジネス拡大に自信を見せた。

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