使える! 情シス三段用語辞典04 「オンプレミス」

2016/02/22
オンプレミスイメージ画像

常に新しい用語が生まれてくる情報システム部門は、全ての用語を正しく理解するのも一苦労。ましてや他人に伝えるとなるとさらに難しくなります。本用語辞典では数々のIT用語を三段階で説明します。

一段目 ITの知識がある人向けの説明
二段目 ITが苦手な経営者に理解してもらえる説明
三段目 小学生にもわかる説明

取り上げる用語を“知らない”と思った人は、小学生にもわかる説明から読んでみると、理解が深まるかもしれません!?

一段目 ITの知識がある人向け 「オンプレミス」の意味

「オンプレミス」とは、企業が必要な情報システムを自社で所有し、ソフトウェアを導入して業務に利用すること。

従来はこのような使い方が当り前であったので、とくに呼び名はなかったが、企業が自社で情報システムを所有せず、クラウド経由でソフトウェアを利用するスタイルが広まり、それに対する呼び名として自社所有のスタイルを「オンプレミス」が定着した。

二段目 ITが苦手な経営者向け

今までは、業務に使うソフトウェアは、我が社で購入して我が社のシステムに導入し、我が社で運用することが一般的でした。それがオンプレミスです。え? ソフトウェアを買って我が社のシステムで使うのは当り前じゃないかって? そうです、それが当り前の使い方でした。なので、以前はとくにオンプレミスと呼んでいなかったと思います。

ところが、たとえば給与計算のシステムや社内の情報共有システム(グループウェア)などが、どんどんクラウドサービス、つまり購入するのではなくて、インターネットを利用して必要な分だけ使うといった使い方で提供されるようになってきました。社長がおなじみのWordやExcelでさえ「Office365」というクラウドサービスで提供されています。クラウドサービスは手早いですし、月々いくら、何人分でいくらと必要なだけの費用ですみますし、初期費用はほとんどかからないことが多いです。また、バージョンアップだのなんだのという手間もありません。

ただし、特別な業務の仕組みを持っているところは、クラウドサービスより、やはりソフトウェアを購入して自社で使いやすいように手を入れた方がいいと思います。また、長く使うのであれば、結果的にクラウドサービスよりソフトウェアを購入して自前で運用した方が安くつくという場合もあります。どちらが一方的にすぐれているとは言い切れません。でも、こういう選択肢が増えたおかげで、それぞれの特長を理解し、業務内容に合わせて選択することができるようになったのは、うれしいことですよね。

三段目 小学生向け

みなさんは家でアニメとか映画とか見ますよね? そういうものは「ソフト」と言ってDVDやブルーレイのディスクに入っているんです。そういうソフトを買ってきて、家のプレーヤーで見ていますよね?

しかし、最近はインターネットのおかげで、DVDやブルーレイディスクを買ったりしなくても、家で映画を見られるようになったでしょう? 家ではフールー(Hulu)とかネットフリックス(Netflix)とか見ていませんか? DVDなどを買うのではなくて、毎月決まった額のお金を払えれば、見たいだけ見られる方法です。いちいちソフトを買いに行かなくてもいいし便利ですね。

しかし、どうしても見たいアニメや映画があったらやっぱり買いに行くでしょう。どちらがいいと言うことではなくて、自分の好みに合わせて好きな方法を選べるのはいいことですよね。

お父さんやお母さんが働く会社には、仕事に必要な「システム」というものがあります。そのシステムを動かすためにやはりソフトが必要なんです。自分の会社でソフトを買って自分の会社のシステムで動かすことを「オンプレミス」と呼びます。

それに対して、システムを動かすためのソフトを、インターネットを利用して、毎月決まった額のお金を払って、使いたいだけ使わせてもらうという方法が「クラウドサービス」です。

会社でも、「オンプレミス」と「クラウドサービス」、どちらが自分たちの仕事に便利でお金がかからない方法か、好きな方を選んで使えるようになったのです。

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