使える! 情シス三段用語辞典42「Mirai(ミライ)」

2017/04/14

常に新しい用語が生まれてくる情報システム部門は、全ての用語を正しく理解するのも一苦労。ましてや他人に伝えるとなるとさらに難しくなります。本用語辞典では数々のIT用語を三段階で説明します。

一段目 ITの知識がある人向けの説明
二段目 ITが苦手な経営者に理解してもらえる説明
三段目 小学生にもわかる説明

取り上げる用語を“知らない”と思った人は、小学生にもわかる説明から読んでみると、理解が深まるかもしれません!?

一段目 ITの知識がある人向け 「Mirai(ミライ)」の意味

「IoT(モノのインターネット)マルウェア」と呼ばれており、ネットワークに接続したデジタル機器に感染し、乗っ取る悪質なマルウェア。2016年9月には米国で起きた史上最大級のDDoS攻撃を引き起こしたといわれている。

Miraiはルーターやネットワークカメラ、デジタルレコーダーなど、一般的にセキュリティ対策が弱いといわれる家庭用のIoT機器を標的にしている。感染した場合はIoT機器が「DDos攻撃」の踏み台などで悪用されてしまう。今後、IoT機器の利用の増大が予想されており、Miraiのようなマルウェアへのセキュリティ対策が急務になっている。

二段目 ITが苦手な経営者向け

社長の会社はパソコンのセキュリティ対策は講じていると思います。しかし、今やネットワークにつながっている機器はパソコンだけではないのです。具体的には、タブレット、スマートフォン、そして、IoT(モノのインターネット)端末があります。その中でIoT端末を狙う悪質なマルウェア(コンピューターウイルス)が「Mirai(ミライ)」なのです。

もしかすると、社長は、IoT端末といわれてもピンと来ないかもしれません。ではIoT端末とはどんなものか、説明しましょう。例えば社長の家にあるデジタルビデオレコーダー。このレコーダーがインターネットにつながっていれば、IoT端末になります。そうなると、Miraiに狙われるのです。もし、Miraiに感染した場合にはIoT機器が「DDos攻撃」というサーバーへの攻撃の踏み台として使われてしまうのです。

レコーダーをはじめとする家庭用のIoT機器はセキュリティ対策があまりされていなとことが多くて、IDやパスワードが初期設定のままということも少なくありません。今後、企業でも、工場などでIoT機器はどんどん増えていくでしょう。それに対してもセキュリティ意識を高め、対策を講じる必要があるのです。

三段目 小学生向け

みなさんは、パソコンに感染して、悪いことをするコンピューターウイルスの話は聞いたことがあると思います。コンピューターウイルスは、他人に迷惑をかけたり、会社や組織の仕事の邪魔をしたり、大事な情報を盗んだりするために悪い人たちが作ったものです。世の中の会社や組織ではそういったウイルスに感染しないように、パソコンに予防対策をしています。

ところが、今世の中ではIoT(あい・おー・てぃ)といって、パソコン以外のいろんな機械もインターネットにつないで使おうという流れが起きています。これは社会や生活を便利にしようという考えからです。たとえば、家庭にある洗濯機や冷蔵庫などの家電がインターネットにつながると、外から機械を操作できたりするので便利になるといわれています。

いっぽうで、こういった「ネットワークにつながった普通に家にあるような機械」を狙った「Mirai(みらい)」というウイルスが、今大きな問題になっています。

このウイルスに感染すると、インターネットにつながった機器が、どこかのホームページを攻撃するなどの悪いことに使われてしまいます。実際に、デジタルビデオレコーダーがMiraiに感染して乗っ取られて、大変な悪さを行ったという事件が見つかっています。

今後、世の中ではIoTでつながる機械がどんどん増えていくといわれています。そこで、世の中では「ちゃんと予防対策をしなくて大丈夫か」と心配されています。だから、パソコンのセキュリティをしっかりすることも大切ですが、インターネットにつながる機械すべてでコンピューターウイルスへの予防対策、つまりセキュリティ対策にも気をつけなくてはいけなくなっているのです。

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