使える! 情シス三段用語辞典48「ハッカソン」

2017/06/07

常に新しい用語が生まれてくる情報システム部門は、全ての用語を正しく理解するのも一苦労。ましてや他人に伝えるとなるとさらに難しくなります。本用語辞典では数々のIT用語を三段階で説明します。

一段目 ITの知識がある人向けの説明
二段目 ITが苦手な経営者に理解してもらえる説明
三段目 小学生にもわかる説明

取り上げる用語を“知らない”と思った人は、小学生にもわかる説明から読んでみると、理解が深まるかもしれません!?

一段目 ITの知識がある人向け 「ハッカソン」の意味

「ハッカソン(Hackathon)」とは、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語。テーマを決め、1つの会場、一定の時間の中で、集中的にソフトウエア開発などのアイデア出しなどを行うイベントを指す。ハッカソンは、その場で競い合ったり、協力し合ったりしながら、スキルや新しいアイデアを磨けるのがメリット。アイデアを創出することに絞って「アイデアソン」と呼ばれることもある。教育や社会貢献を目的に開かれたり、企業や団体がオープンイノベーションへの取り組みの1つとして主催したりしている。

二段目 ITが苦手な経営者向け

社長はよく「わが社は新しい製品が産み出せない!」「わが社では新しい技術が開発できない!」などと、こぼしていらっしゃいますよね。

今、世の中のビジネスの変革スピードはとても速く、これまで培ってきた技術だけでは、なかなか競争に勝てません。また、社内のスタッフだけで悩んでいても、なかなか新しいアイデアは浮かんで来ないでしょう。

一方で自社だけでなく、異業種の会社や地域の学校や団体などと交わり、社会課題の解決や地域の抱える問題解決に取り組んだりすることで、新しいアイデアが浮かんでくる場合があります。

そこで今、注目されているのが「ハッカソン」という取り組みです。これは、あるテーマを決めて、業種や所属の異なる参加者達が、持っているアイデアを競って、新しいアイデアを得ようとする試みです。その中から、事業へのヒントが生まれたりもします。

社長の会社がハッカソンに参加するメリットでいえば、自社の視点だけでは見えなかったものが、見えてくる場合があることです。新しいアイデアを手に入れるだけではなく、自社スタッフの刺激のためにも参加を検討してもよいかもしれません。

三段目 小学生向け

みなさんが先生に、「今年の文化祭におもしろいロボットを作れ~」と言われたらどうしますか? 一生懸命考えると思いますが、ひとりではなかなかおもしろいアイデアが出ませんよね。

そこで、先生は「1人だけで考えるより、いろいろな考えを持つ友達を集めて、どうしたらいいか、ワイワイ話し合いをするといいよ」と言うでしょう。

そうすると、どんなロボットの形にするか、それはどうやって動かしたらいいか、アイデアを出し合いますね。中には、工作やコンピューターのプログラムの得意な友達が混じっていて、いいヒントを言ってくれたり、実際に作るところを助けてくれたりするかもしれません。

実は、お父さんやお母さんが働いている会社の仕事でも、そのように、いいアイデアが出なくて困ることが少なくありません。自分の会社だけでは、新しい発見ができなかったり、物事の解決が進まなかったりすることがあるのです。

そこで、「ハッカソン」と呼ばれるイベントに参加して、自分の会社以外の人たちとアイデアや技術を出し合って、新しいことを見つけようとする取り組みが増えているんです。

ハッカソンでは「こういうテーマについて考えよう」「問題を解決するための技術やアイデアを見つけよう」などと話すことを決めて競い合ったり、協力し合ったりします。いろいろな人たちとふれあうので、おもしろいアイデアが浮かぶことも多いそうですよ。

先生が、あるテーマで「いろいろな考えを持つ友達を集めて話せ~」といったときには、みんなでアイデアを出し合うことを、みなさんに体験してもらいたいのかもしれませんね。

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