情シスのための決裁獲得メソッド 第6回 パワポ苦手な社長には5枚のスライドでサクッと提案

2016/04/15

自社の経営トップにシステムの新規導入や改善など社内提案を行なう時、「大きな決裁の壁」にぶつかってしまうことがありませんか?
ビジネスには敏感だけどITには詳しくない経営上層部への提案ポイントの入り口をお話しします。

パワポ苦手な社長のイメージ

「社長に提案」と聞くと、ほとんどのビジネスパーソンがパワポを思い浮かべるでしょう。しかし、「第4回 社長はぶ厚い資料を読んでくれない! 必ず1枚のサマリーを!」でもお話ししたように、IT苦手社長はパワポの説明を受けるのが苦手です。なぜなのでしょうか…。

情シス担当のみなさんは、当たり前ですがパワポを使ってください。ただし、ぶ厚くしないように! 5ページぐらいが適量だと考えます。「5枚で説明します」と言うのです。「なんで5枚なのか?」は、筆者の感覚値でしかありません。別に6枚でも7枚でもよいのですが、「5枚にまとめよう」と決めたほうが、コンパクトに説明できるでしょう。

1枚目 : 表紙でサクッと内容を語ろう

表紙には「●●のご提案」などと無難なタイトルを付ける方も多いでしょう。しかし、表紙はすでにメッセージを発しているのです。雑誌の表紙に「何とか主婦の生き方マガジン」みたいにメディアのコンセプトが書いてありますよね? あれと同じなのです。だから、キャッチコピーで提案内容を語りましょう。

プレゼンテーション表紙のイメージ画像

2枚目 : 「今ここにある問題」を整理して突きつけよう

そもそもトップはシステムの何が問題なのか、わかっていないことが少なくありません。だから、いきなり提案に入る前に、「今ここにある問題」を整理して共有してもらいます。もちろん、あなたの会社のトップが、システムの問題をしっかり把握し、さらにIT業界のトレンドに敏感な人であれば、こんなスライドは必要ありません。

現状の問題点の整理・共有イメージ

3枚目 : 「大きな失敗はしない」手順の説明に入りましょう

IT苦手な社長に問題点を共有してもらえたなら、システムの細かい説明をする必要はありません。どういう手順で問題を解決するか、ステップで提案しましょう。そのステップで提案する時に大切なことは「大きな失敗はしない」という前提に立つことです。それを話すとトップは決断しやすくなります。「いつでも引き返せる」「大きな投資はしない」などと言い添えましょう。

問題解決のステップイメージ

4枚目 : Before & Afterでメリットを説明しましょう

今回の提案によってどのようなメリットがあるのか社長に理解してもらいましょう。Before & Afterで説明すると社長も具体的にイメージを共有できます。さらに、「こんな副次的なメリットがあります」を忘れずに付け加えましょう。これが意外と社長の背中を押すのです。

提案によるメリットのBefore & Afterのイメージ

5枚目 : Before & Afterでメリットを説明しましょう

いよいよクロージングです。「いくらかかるのか」「しかし、それによっていくら回収できるのか」と、お金を“見える化”して説明しましょう。さらに、「いつまでに決裁していただければ、いつまでにできるのか」を説明して終わりです。

予算とスケジュール説明のイメージ

ポイントはこの5点です。サクッと提案して、社長にサクッと決裁してもらいましょう。これは情シス担当の社内決裁用に述べましたが、もちろん対外的にも利用可です。紹介したテクニックを活用して「提案に強い情シス」と呼ばれましょう!

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