2016年のパブリッククラウド市場は3762億円、21年は1兆円規模に拡大 IDCが予測

  • 2017/3/14
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2017/03/14

IT調査会社のIDCジャパンは、国内のパブリッククラウドサービスの市場予測を発表した。同社によると2016年の市場規模は、前年比30.5%増の3762億円と推定。2021年には市場規模が1兆円を超えると予測している。

国内パブリッククラウドサービス市場の売上額予測、2016年~2021年(17~21年は予測値、出典:IDCジャパン)

国内パブリッククラウドサービス市場の売上額予測、2016年~2021年(17~21年は予測値、出典:IDCジャパン)

同社では国内市場でシステム更新を契機として、従来型のITシステムからクラウドへの移行が進んでいると見ており、メールや会議アプリなどのコラボレーティブアプリケーションでSaaS(サース、Software as a Service)、ERM(エンタープライズ・リスクマネジメント)のアプリケーションもクラウドの利用が顕著と分析。Web系システムでもIaaS/PaaSが重要な選択肢となっているという。

また、2016年の国内パブリッククラウドサービス市場は成長が鈍化したと指摘。一方で、鈍化傾向は短期的で、2020年からは前年比で成長率が再び上昇すると見ている。理由として国内企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを挙げている。具体的には、「コグニティブ/AIシステム」「機械学習」「IoTプラットフォーム」というDXを支援する技術や従量課金、拡張性というサービスの特徴によって、需要が拡大していることがあるという。

さらに、DXではシステム間の連携が重要となるため、従来型のITシステムからクラウドへの移行が促進されると見ており、これが市場の新たな成長期を創出し、2020年に成長率の再上昇に導くとしている。

同社では、IT・ビジネスの効率化を目的としたパブリッククラウドサービスに対する需要も堅調に推移すると分析。その結果、DXとIT・ビジネスの効率化が両輪となり、2021年の国内のパブリッククラウドサービス市場規模は、2016年比で2.8倍の1兆538億円になると予測している。

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