情シス担当者は最新動向を要チェック!「Japan IT Week 秋 2019」

国内最大規模ともいえるITの祭典、Japan IT Week 秋 2019が、2019年10月23~25日の3日間、幕張メッセで開催されている。
このJapan IT Weekは、業界関係者のための商談展であり、一般の方の入場はできないので注意が必要だが、情シスの方々であれば問題ない。(また学生の方および18歳未満の方のご入場はお断りしている)
12の専門展(IoT/M2M展、組込みシステム開発技術展、情報セキュリティEXPO、クラウドコンピューティングEXPO、データセンター&ストレージEXPO、モバイル活用展、店舗ITソリューションEXPO、Web&デジタルマーケティングEXPO、通販ソリューション展、AI・業務自動化展、セールス自動化・CRM EXPO、ソフトウェア&アプリ開発展)から構成されているJapan IT Week、もちろんすべての展示会を網羅的に見学し、知識を得るのもよいが、お忙しい情シスの方々には難しいであろうから、関係深いテーマだけでも情報収集する価値はあるだろう。

最新のセキュリティ関連ソリューションが並ぶ「情報セキュリティEXPO」

昨今、「攻めの情シス」なる言葉を耳にするが、セキュリティと聞くと「守り」のイメージが強い。しかしながら、セキュリティにおいても「攻め」ともいえるソリューションがいくつか登場している。
一つは以前にも紹介した「VAIO Secure SIM」(VAIO独自のリモートアクセスソリューション「VAIO® Secure SIM™)、もう一つは”無害化”ソリューションである。

サービス提供を開始、VAIO Secure SIM

PCメーカーらしい展示を久しぶりに見た感じがするVAIOブースであるが、”やっと”といっては失礼かもしれないが、「VAIO Secure SIM」サービスの提供をこの7月から開始した。通信経路を秘匿化し、PCとセキュアコア間の通信傍受ができない(厳密にいえば、盗聴はできるのだがその中身を解読ができない)この技術はもっと広く展開されてもよいのではないだろうか。仮にカフェのFree Wi-Fiを使って平文のメールを送ろうが、その内容を盗聴することができないこの技術は、リモートワーク/テレワークが叫ばれる今だからこそ、必要な技術の一つである。

セキュアコアから自社ネットワークまでは専用線でつながるということは、外的脅威にさらされることがないことになり、情シスの悩みどころであるWindows 10のアップデート問題もさほど気になくなるのかもしれない。(但し、インターネットへつながる場合は対策は必要)
また、VAIOブース内で紹介されていたTRUSTDELETEなどを組み合わせれば、DaaSとは全く逆のアプローチでセキュアな環境を提供できることになるのは興味深い。
しかしながら、課題もまだいくつかある。キャリアの縛りからの解放、そしてリース機器への展開である。これらについては展示会などを通じ、顧客の声を聴きながら柔軟に対応したいとのことだったので、今後に期待したい。

様々な実現手段のある無害化ソリューション

無害化といっても目的に応じていくつか方法がある。メール無害化、ファイル無害化、そしてWeb分離・無害化が主なところであろう。特に自治体においては「新たな自治体情報セキュリティ対策の抜本的強化」を求められており、この分野に今後の注目が集まっていくことは間違いないであろう。

そんな無害化ソリューションの展示も数多くあり、参考になるのではないだろうか。是非、会場で体感してほしい。


「消毒する」という言葉が印象的であったが、簡単に言い表せていると感じた。

 

最新チャットボットとRPAのオンパレード「AI・業務自動化展」

そしてもう一つ、情シスと関係深いのが「AI・業務自動化展」である。以前の記事でもチャットボットはヘルプデスク業務改革の第一歩と書いたが、その時よりもさらに多くの企業が出展している。また単なる質疑応答ではなく、他の業務ツールとAPI連携する”AIアシスタント”として昇華している。
RPAでは、Robotic Process Automationという言葉を最初に使った「blueprism」も出展するなど、代理店も含めてそのサービスは数多く見られた。

”track”や”athletics”を手掛けるGiveryが提供する「PEP」

数あるチャットボットソリューションの中でもひときわ大きなスペースで、多くの人の注目を集めていたのが社内AIアシスタント「PEP」。Giveryといえば、エンジニアの採用や育成支援にフォーカスした「プログラミング学習・試験プラットフォーム」であるtrackをはじめ、「採用前からスキルがわかるプラットフォーム」athleticsなどを手掛ける会社であるが、新たにチャットボットに参入した。

聞けばこのPEP、元々はSYNALIO(別エリアにSYNALIO専用のブースも出展)という名前でマーケティングツールとして開発がされていたが、ヒアリングを重ねるうちに社内向けのニーズがあることもわかり、求められる機能が異なることから別サービスとして切り出されたという。
クラウドサービスとのAPI連携、例えばSFAやCRMから顧客情報を引き出したりということが、チャットボットに話かけることで実現。これまでいちいちサービスにログインし、調べていたようなことが、PEPを通じて簡単に引きだせる「バーチャルアシスタント」のような存在を社内に設置することがでるものである。

そのほかにも数多くのチャットボットが出展

大小さまざまなブースでチャットボットの展示がされている。詳細は改めてレポートしたいと思うので、いくつかを写真でご紹介する。

尚、情シスNavi.の運営会社であるHiBleadもチャットボットサービスを提供しており、今回もブースを構える。”情シス”コンサルティングに精通した同社が手掛けるからこその機能が凝縮されている「IT-Manager SD」もご覧いただければ幸いである。

 

最終日である25日は台風の影響で朝からあいにくの雨であるが、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ、素敵ナ情シスニナル」為にも足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

【執筆:編集Gp ハラダケンジ】

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