Microsoft 社製品のサポート終了に伴う注意喚起-IPA

既にご存じとは思いますが、2020年1月15日(米国時間1月14日)、Windows 7とWindows Server 2008、Windows Server 2008R2のサポートが終了します。これに伴い、2020年1月15日以降はセキュリティ更新プログラムの提供が無くなり、セキュリティリスクが高まります。同OSの利用者においては、サポートが継続しているOSへの移行等の実施が求められ、 またOSだけでなくアプリケーションもサポートが順次終了していくため、あわせて対策が必要となります。IPAではこのMicrosoft社製品のサポート終了について注意喚起を行っています。

おさらい:2010年1月15日でサポートが終了するもの

2020年に複数のMicrosoft社ソフトウェア製品のサポートが終了します。一般的にサポート終了後は新たな脆弱性が発見されても、製品ベンダによる修正が行われません。よって、脆弱性を悪用した攻撃による情報漏洩や意図しないサービス停止などの被害を受ける可能性が高くなります。該当ソフトウェア製品のユーザは、速やかな最新版への移行等の実施が必要となります。

サポート終了日別の対象ソフトウェア製品は以下の通りです。

■2020年1月14日(米国時間)

  • Windows 7
  • Windows Server 2008
  • Windows Server 2008R2

■2020年10月13日(米国時間)

  • Office 2010

サポートが終了するソフトウェア製品の継続利用に伴うリスク

Windows 7及びWindows Server 2008、Windows Server 2008R2における2019年1月~6月末までの脆弱性の深刻度別割合について調査した結果が以下になります。

図1:2019年にJVN iPediaに登録されたWindows7の脆弱性(合計158件)

全体の55%(87件)が最も深刻度の高いレベル3という結果でした。

図2:2019年にJVN iPediaに登録されたWindows Server 2008、2008R2の脆弱性(合計158件)

全体の56% (88件)が最も深刻度の高いレベル3でした。

これらから、2019年の上半期においても、上記OS製品で発見された脆弱性の約6割が深刻度の高い脆弱性であることが伺えます。
サポートが終了したOSを使用し続け、仮に危険度の高い脆弱性が新たに発見された場合、製品ベンダによる修正等の対応が期待できず、セキュリティリスクを解消することができなくなります。結果として、脆弱性を悪用した攻撃による情報漏えいや意図しないサービス停止等の被害が生じる可能性が高くなるのです。

サポートが終了したOS上で稼動するサードパーティー製ソフトウェア製品

OSのサポート終了による影響は、これらOS上で稼動しているブラウザやテキストエディタといったサードパーティー製のソフトウェア製品にも及びます。前述のOS製品のサポート終了後に発見された脆弱性に関する情報は公表されず、修正や機能改善のためのアップデートも行われなくなります。

したがって、下図を参考に、OSのサポート終了を見越してサードパーティー製のソフトウェア製品等の更新を実施しすることも必要です。

図3:Microsoft社ソフトウェア製品のサポート終了に向けた各種ソフトウェア製品の更新計画例

また、Office 2010における2019年1月~6月末までの脆弱性の深刻度別割合について調査した結果が以下になります。

図4: 2019年にJVN iPediaに登録されたOffice 2010の脆弱性(合計22件)

全体の55% (12件)が最も深刻度の高いレベル3でした。

Office 2010においても深刻度の高い脆弱性が発見されており、サポート終了後に新たな脆弱性が発見されると、攻撃者に脆弱性を悪用され、ウイルス感染等による被害につながる可能性があります。Office for Mac 2011は2017年10月10日に既にサポート終了となっており、こちらは既にOffice365/Microsoft365へ移行されていると思いますが、Windows版でもEOSとなるのです。

では、これらにどう対処すればよいのでしょうか?

根本的対策とは

それは非常に単純明快で「サポートが継続しているソフトウェア製品に移行する」ことしかありません。
Microsoftからも移行についてのサポートページが公開されています。

また、情シスNavi.でもJEITA様にご協力いただき「【情シスTips】もう怖くない!サービスとして活用するWindows10」として移行の際のポイントについてシリーズ連載しております。

【情シスTips】もう怖くない!サービスとして活用するWindows10(第1回)
【情シスTips】もう怖くない!サービスとして活用するWindows10(第2回)
【情シスTips】もう怖くない!サービスとして活用するWindows10(第3回)
【情シスTips】もう怖くない!サービスとして活用するWindows10(第4回)
【情シスTips】もう怖くない!サービスとして活用するWindows10(第5回)


これらを参考にWindows 10への移行を上手に行ってください。


本レポートは、IPA様からの情報を元に作成しております。
ソース:https://www.ipa.go.jp/security/announce/win7_eos.html

関連記事

ピックアップ記事

  1. 常に新しい用語が生まれてくる情報システム部門は、全ての用語を正しく理解するのも一苦労。ましてや他人に…
  2. 常に新しい用語が生まれてくる情報システム部門は、全ての用語を正しく理解するのも一苦労。ましてや他人に…
  3. 経済の新たな原動力として注目されるAPI。業務システムとしてクラウド(SaaS)を利用することが一般…
  1. イベント:上越TechMeetup #5 〜失敗LT大会〜

  2. !開催延期! 情シス in 新潟#3 @Prototype Cafe

  3. 【情シスサミット2019】情シス業務を変えるヒントがそこに

  4. いまさら聞けない「情シス基礎知識」DevOps~アジャイルとの関係~

  5. 4コマ:腐女子な情シスさん Vol.1「動詞な上司」

  6. 【脱!SIerへの丸投げ】IT投資効率を悪化させるSI業界 vol.1~なぜ丸投げが問題なのか~

  7. 松田軽太の「一人情シスのすゝめ」Vol.2:「脱Excel」に役立つWEBデータベースたち(後編)

  8. PCNW「聞かせて!働き方改革・テレワークの実現度」10/17 ITトレンド勉強会@東京(第1回)

  9. 松田軽太の「一人情シスのすゝめ」Vol.2:「脱Excel」に役立つWEBデータベースたち(前編)

  10. 情報システム部門の悩みを解決する「みんなの情シス」-ワタベウェディング

プレスリリース

登録されているプレスリリースはございません。

関連サービス

Banner_Josyscareer

Banner_ITMS

Banner_ITMSD

おすすめ記事

  1. 個人情報の取り扱いには要注意。国内では個人情報保護法、欧州ではGDPRと個人情報を取り巻く情勢は大き…
  2. あなたの会社のホームページ(HP)はGDPRの対応がお済ですか? なんとなく気になっていてもアクショ…
  3. Windows 7サポート終了でWindows 10に切り替わるこの時期、アプリケーションや端末利用…
  4. Windowsに無料でついてくるセキュリティソフト「Windows Defender」。わざわざセキ…
  5. 欧州でのGDPR(一般データ保護規則)の施行や企業情報を狙ったサイバー犯罪の流行の中、情シスは顧客情…
ページ上部へ戻る