【Japan IT Week春・前編】1700社が集結、日本最大IT専門展をレポート!!

2018/05/16

年2回開催の日本最大のIT専門展「Japan IT Week」。今年もその幕開けとなる「Jpan IT Week 春」が、2018年5月9日(水)~11日(金)の三日間、東京ビッグサイト東・西ホールで開催された。今回から「AI・業務自動化展」が新設。「クラウドコンピューティングEXPO」、「情報セキュリティEXPO」、「ソフトウェア&アプリ展」など、計13カテゴリとなり、総勢1,700社もの企業が展示を行った。前編では情シス業務にまつわる、さまざまな製品・サービスをレポートする。

 

【AI・業務自動化】高まるRPAソリューションへの期待

第一回となる「AI・業務自動化展」では、NTTデータの純国産RPA「WinActor」をはじめ、さまざまなRPAツールが会場に集結。大きな賑わいを見せていた。

それぞれに特色を持つが、富士ゼロックスが紹介していたルーチンワークへのソリューション「RPAとOCR技術を活用した手書き帳票処理の自動化」など、「RPA×OCR」サービスの出展が複数見られ、需要の高まりを感じさせた。

また、昨今AI人材不足が懸念されるなか、エッジコンサルティングが包括的な人材ソリューションを紹介していたのも興味深い。同社には700名ものAIエンジニアが登録しており、データサイエンティストやデータアナリスト、データオペレーターなど多彩な案件に幅広く対応するという。加えて、人工知能開発やビックデータ解析支援などのAI系コンサルティングやオンラインAIスクールも実施しており、同社は企業のさまざまなAI課題の改善サポートを目指すとしている。

 

 

【情報セキュリティ】来たるIoT時代に向けたセキュリティのあり方

情報セキュリティEXPOで開催されていた、情報処理推進機構(IPO)のプレゼンに多くの来場者が聞き入っていた。目まぐるしく変わり高度化する脅威やあらゆるモノがネットにつながるこれからの時代に備えようとする、セキュリティへの関心の高まりを感じた。

 

・日立ソリューションズ「サイバー攻撃対応BCPソリューション」

日立ソリューションズは、サイバー攻撃への対策をBCPとして策定するソリューションを紹介。従来、災害やパンデミック対策が主だったBCPにサイバー攻撃への対応を含めるのは、まさにこれからの時代を予見させ興味深い。

 

 

【クラウド】サイボウズブースにて、kintoneの連携プラグインが目白押し!

クラウドコンピューティングEXPOでは、働き方に対するソリューションが目立った。なかでもサイボウズは、「サイボウズファクトリー」と銘打ち、自社の「kintone」のみでなくパートナーの連携サービスを数多く紹介していた。

 

・アールスリーインスティテュート「gusuku Customeine」

kintoneアプリのカスタマイズを手軽に行える「新感覚ノンプラミング」サービス。2018年夏にリリースが予定されている。
kinetoneアプリ上で“実現したいこと”を画面から選択し並べていくだけで、カスタマイズが可能。プログラミングスキルがない非プログラマの現場社員でも直感的に扱えるという。情報システム担当者としても、現場のニーズにスムーズに応じられ、大きなメリットが期待できそうだ。

 

・M-SOLUTIONS「RPA支援パック」

交通費精算のチェックなど、今まで手作業で行っていた業務を自動化し、kintoneへのデータ登録もデータ自動で行う。

同機能はRPA支援パックの一部であり、kintoneとの連携ほか、「検索エンジンの検索順位やWebサイトデータの自動取得」や「さまざまなAPI未提供サービスとの連携」にも活用できるという。

 

・グレープシティ「krewSheet」

kintone活用をより社内に浸透させるサービス。エクセルのような操作感でkinetoneの表示や編集ができ、エクセルからの移行が行いやすく、ユーザーの理解も得やすいという。
まさに、エクセルとkintoneの“いいとこ取り”を実現させるプラグインだと言える。

 

・MFクラウド「MFクラウド請求書連携プラグイン」

クラウド会計ソフトで知られるマネーフォワードは、kintone内のデータから請求書を自動発行できるプラグインを紹介。kinetoneとの連携により経理処理のさらなる効率化を期待できるという。
サイボウズファクトリー内にはfreeeブースもあり、今後kintone×会計のニーズは高まりを見せることだろう。

 

 

【クラウド】韓国やベトナムの製品ブースも登場

今回のクラウドコンピューティングEXPOでは、韓国やベトナムのパビリオンもあり、日本では見かけない特徴を持つサービスの紹介もあった。

・サイバーダイム「cloudium FS」

コンテンツデータの一元化で注目を集めるECMで、韓国トップシェアを持つサイバーダイムは、「cloudium FS(国内販売代行会社:スターティアレイズ)」を紹介。OfficeやPDF、CADテキストといった、業務でよく使われる文章ファイルを安全に管理・共有でき、流出防止環境も備えるクラウド・ファイルサーバーだという。

同サービスの大きな特徴が、cloudium CDMと呼ばれる「文書ファイル中央管理機能」だ。日本では馴染みの薄いが、文章ファイルを一元管理し、個人PCでの保存を不可にすることで、文章ファイルの安全管理と資産化を実現する。また、ランサムウェアなど設定以外のアプリによるファイルアクセスをシャットダウンするサンドボックス機能や、権限やポリシーを事細かに設定できる機能もある。昨今ニーズが高まるテレワークにもメリットが高いサービスだと言えるだろう。

 

 

10万人超が訪れた第27回Japan IT Week春

リードエグゼビションジャパンによる来場者数速報によれば、今回の5月9日~11日の三日間で訪れた来場者数は10万人超の102,441人だという。9万人に迫ったと発表された2016年のJapan IT Week春から2年が経つが、「デジタルトランスフォーメーション」や「攻めのIT」の浸透然り、ITへの期待が一層増し続けている。

来年開催の第28回Japan IT Week春は、さらに規模を拡大して開催するとのこと。1年後、果たしてどのようなサービスが登場しているのか、楽しみに待ちたい。

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